【保護者の声】引き渡し訓練を終えて

【この記事のポイント】
引き渡し訓練のアンケートから、「もしも」を具体的に想像できた安心感、手順理解による見通し、子どもへの配慮への評価、ご家庭での話し合いの広がりが見えてきました。実施時期の声も受け止め、今後も参加しやすさと訓練性を両立できる形を検討します。


― 保護者の声から見えてきたこと ―

引き渡し訓練にご参加いただき、またアンケートへのご協力をありがとうございました。
自由記述でお寄せいただいた声を一つひとつ読みながら、当日の様子だけでなく、ご家庭での受け止めや、その後の話し合いの様子までが伝わってきました。

今回は、皆さまの声を内容ごとに整理し、いくつかのテーマに分けてご紹介します。


① 備え実感 ―「もしも」を考えるきっかけに―

引き渡し訓練を通して、「いざという時」を具体的に想像できた、備える気持ちが整ったという声が多く寄せられました。
年に一度、実際に体験することで、不安が少し軽くなり、ご家庭の防災意識を見直す機会になったことがうかがえます。

代表的なコメント

  • 「引き渡し訓練をすることで、いざという時のシミュレーションができてよかったです。」(年少)
  • 「災害時は冷静ではいられないと思うので、練習できたことがよかったです。」(年少)
  • 「『もしも』を想定しておくことが、不安の解消につながると感じました。」(年中)
  • 「改めて確認することができ、気持ちが引き締まりました。」(年長)

園より
「想像しておくこと」は、安心につながる大切な一歩だと考えています。今後も訓練を通して、子どもたち・保護者の皆さまと一緒に備えを重ねていきたいと思います。


② 手順理解 ― 流れが分かることで安心に ―

引き渡しの流れや避難場所、バス対応などについて、「資料と実際の動きで理解できた」という声が多くありました。
一方で、引き渡しカードの記入や情報の確認については、見返しやすさへの工夫を望む声も見られました。

代表的なコメント

  • 「書面だけでは分からないことも、実際に動いてみて理解できました。」(年少)
  • 「バスのマップを配布してもらえて助かりました。」(年少)
  • 「備蓄が増えたことを知り、安心しました。」(年少)
  • 「引き渡しカードについて、当日もう一度確認できるとありがたいです。」(年中)

園より
「分かっているつもり」ではなく、「実際に確認できる」ことを大切にしています。今後は、引き渡しカードや手順をいつでも見返せる方法についても検討していきます。


③ 安心運用 ― 子どもたちの様子を見て ―

当日はスムーズに引き渡しが行われ、子どもたちも落ち着いて待つことができていた、という声が寄せられました。
先生とのやりとりや待機の様子から、子どもへの配慮を感じ、安心できたという受け止めが多くありました。

代表的なコメント

  • 「子どもたちの負担が少ないよう配慮してもらえてありがたかったです。」(年少)
  • 「先生と一緒に待っていられて、安心しました。」(年中)
  • 「緊張しながらも、落ち着いて待てていたと思います。」(年中)
  • 「先生方と話しながら進められてよかったです。」(年長)

園より
緊急時であっても、子どもたちが安心して過ごせることを大切にしています。今後も動線や待機方法を見直しながら、より安心できる運用を目指します。


④ 家庭共有 ― ご家庭での話し合いにつながって ―

訓練をきっかけに、引き渡しカードの共有や避難の順番、備蓄の見直しなどをご家庭で話し合ったという声が多く寄せられました。
園での経験が、家庭での防災意識につながっている様子がうかがえます。

代表的なコメント

  • 「家族で、万が一の行動を見直すきっかけになりました。」(年少)
  • 「引き渡しに来る可能性のある家族とも共有しようと思いました。」(年少)
  • 「どこに先に迎えに行くか、考えるきっかけになりました。」(年中)
  • 「帰り道に、子どもが『危ないところを見よう』と話していました。」(年長)

園より
ご家庭で話し合っていただくこと自体が、いざという時の大きな力になります。引き渡しに関わる方とも、情報の共有をしていただけると安心です。


⑤ 時期運用 ― 実施のタイミングについて ―

実施時期については、「早い時期に確認できて助かる」「行事後で来園回数が減り参加しやすい」といった声がある一方で、
「引き渡し訓練は単独で行う方がよいのでは」という意見もありました。
参加のしやすさと、訓練としての現実性の両面から考える視点が見られました。

代表的なコメント

  • 「早い時期に話が聞けてありがたかったです。」(年少)
  • 「音楽会の後にまとめて行ってもらえるのは助かります。」(年長)
  • 「引き渡し訓練は単独で行うべきだと思います。」(年長)
  • 「平日の方が訓練にはなりそうですが、行事の時にやってもらえるとありがたいです。」(年長)

園より
実施時期の感じ方がご家庭によって異なることを、今回の声から改めて受け止めました。訓練としての意味を大切にすると共に、様々なご家庭の状況でも参加可能な実施方法や時期について、今後も検討していきたいと思います。


おわりに

多くの率直なご意見をありがとうございました。
引き渡し訓練は、「正解」を一つ決めるものではなく、園とご家庭が一緒に考え、備えていくための大切な機会だと考えています。

これからも、子どもたちの安心と安全を真ん中に置きながら、保護者の皆さまとの対話を重ね、よりよい形を探っていきたいと思います。